ルミナスで得た事


8年に渡り、ルミナスで柔術を続けている。
まず大きく変わったのは身体つき。特に上半身ががっしりしてきた。大きくなったというより、詰まった感じでまさに四角形。
筋トレなどを取り入れている訳ではないので、胸や腹周りはダルダルのまま残っているところもあるが、肩回りはしっかり残っている。技練習とスパーリングを繰り返すだけだが、身体が出来てきた。しかし、ちょっと練習に行かないと直ぐにリセットされる。
2週間空くと思考と肉体が別々に動く感覚。当然スタミナ切れも早い。逆に毎週のように練習に通うと、疲労が溜まってきて動きが鈍くなり、体が重く感じるようになるのだが、ある一定時期を過ぎると、鎧を脱いだかのように軽く動けるようになり、何より感覚が冴えてくる。
相手の動きが読めたり、技をかけるタイミングが閃いたりと、自分でも意識しない動きに驚くことが多々あった。

ルミナスで最も大きな出来事は、2018年4月、大会で優勝して青帯を獲得したこと。この時は大会前から自分の中で研ぎ澄まされていた感覚があったことを覚えている。ルミナス代表の試合セコンドで試合運びを盗み、技覚えの悪い自分の中に入り込んできたベーシックスイープ、スタミナ不足が露出に感じられた試合前の練習、普段の食事制限や風呂で5キロ以上落とした減量の辛さ、何より自信の無かった自分自身の開き直り。
全てがこの試合の為に合致した。勝ち負けではなく、自分自身に目標を持つこと。それを試合で出し切ること。練習量に限界があるなら、練習の質を上げること。何をやる為に今日の練習をするのか。
自分で考え、やりきることの大切さ、覚悟を決める重さ、楽しむことの重要性を体感した年だった。この経験は自分の魂を大きく向上させている。




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